日本キャンプ協会インストラクターの渡邉です。
豊かな自然の雰囲気を楽しむキャンプでは、キャンプギアも自然素材のものを使うと満足度が格段に高まります。
なので、テーブルについても、木製のものを使うというのは外せないポイントです。
それでいて、ソロキャンプにちょうどいいサイズで、バックパックにも収納できる(=徒歩キャンプに使える)コンパクトなものが欲しい。
長い間、その願望を常に念頭に、キャンプ用ミニテーブルを血眼になって物色してきました。
そして、数々の製品との比較検討を重ねた結果、ついに最高のテーブルに辿り着きました。
それが、今回紹介するyokaのミニテーブル「TRIPOD TABLE SOLO」です。
- 自然に馴染む木の風合い
- キャンプを最高に引き立てるデザインの良さ
- バックパックに入る軽量コンパクトさ
- 上記3つを兼ね備えるのはこの製品しかなかった
他製品との比較検討の結果も交えながら、上記の「yokaのTRIPOD TABLE SOLOの魅力」を詳しく紹介していきます。
口コミや評判を気にしている方の参考になれば幸いです。
キャンプと相性のいい木の風合い
写真を見ていただければわかるとおり、木の風合いが自然と馴染み、キャンプの雰囲気を格段に高めてくれます。
脚の数を3本にする事で、4本脚テーブルよりもデコボコの不整地でも安定しやすくする狙いがあります。
これはとても画期的で、アウトドア向きの作りです。
サイズは、天板が38x24cmで、高さが15cmです。
かの有名なキャプテンスタッグのアルミロールテーブルが40x29x12cmなので、ほぼ同じサイズ感です。
詳しくは後述しますが、木製でコンパクトで、ここまでデザインがいいものはコレしかないんですよね。
同じく、木の風合いを活かしたクピルカの食器とも相性が良いです。
フィンランドの伝統的な木製食器「Harakkakuppi(ハラッカクッピ)」をオマージュしていてデザイン性も高く、FDA認可のポリプロピレンを配合しているため、メンテナンスが不要で木製食器ではありえない使いやさを備えています。
RIVERETの木製おちょことも、とてもよくマッチ。
いつも、その様子を眺めて悦に入り、おもむろに取り出した純米大吟醸を手酌しています。
バックパックに入る軽量コンパクトさ
収納は、脚のパーツを折り畳んで行います。
収納時は、38x24x1.8cmのサイズまでコンパクトになります。
これはバックパックにも収めやすいサイズです。
ちょうど16インチのMacBook Pro(幅35.57 cm、奥行き24.81 cm、高さ1.68 cm)とほぼ同じサイズですね。
ノートPCと同じ感覚でバックパックに入れて持ち運べます。
そして、重さは500gと超軽量。
キャプテンスタッグの、アミルロールテーブルで約700g(収納時40x6x7cm)。
SOTOのフィールドホッパーで約400g(収納時29.7×11×1.9cm)。
かなり軽量なのがわかるかと思います。
ソロキャンプ・バックパック1つの徒歩キャンプに最適な木製テーブルといえましょう。
「デザイン」と「携帯性」でこの製品に勝る商品がない
私もこのテーブルにたどり着くまで、かなりの紆余曲折、比較検討を重ねました。
その上で、
木製テーブルで、「収納時のコンパクトさ」「軽さ」そして、「テーブルとしてのデザイン性」でこのテーブルに勝るものはありませんでした。
実際に候補に上がったテーブルを上げつつ、惜しくも不採用になった理由、yokaのトリポッドテーブルに敗れた理由を添えていきたいと思います。
サイズ:幅36×奥行25×高さ11cmで、重量約700g。
全くもって悪くないです。価格は4000円程度で、yokaのテーブルが11000円程度なのを考えると、そこも魅力的。が、中心の線が目立つのと、表面の木の質感がちょっと引っかかり、yokaの方がいいと思いました。重量も200g重い。
W29.5cm×D22cm×H8cm、重さ386g。
正直、最後までコレとyokaで迷いました。
というのも、こちらの商品、木製でありながら、SOTOのフィールドホッパーのようにワンタッチでパッと開き、一瞬で設営できるシロモノ。
それで、この軽量コンパクトさ。
天板のサイズがちょっと足りないかなと思い見送りましたが、正直こっちを買っても後悔していなかっただろうと思う、もう1つの最強木製テーブル。
(約)幅29×奥行19×高さ5.5cmで、重さはなんと300g。
軽さは最高なんですが、ちょっとサイズが小さすぎる懸念と、両サイドの天板から突き抜けてる出っ張りが、食器置く時に邪魔そうだったのが難点。
あと、高さもちょっと低すぎる。低すぎると、以下の写真ぐらい草が伸びてるシーンで使いづらいので。
サイズ25.5x18x5.5cm、重量270gは、携帯性は最強。
ただ、やはり小さすぎ、低すぎ、なのと、木の質感が人工的すぎるなと。
組立サイズ:(約)幅310×奥行250×高さ50mm 、収納サイズ:(約)100×90×長さ330mm
製品重量:(約)680g
やはり悪くないのですが、こちらもやはり低すぎるのと、溝が多すぎて、ひっかかるとストレスになりそう。
▲アミカルシュラフのミニテーブル。35x25x9.5cmでサイズ感はいい感じ、質感もいい感じなんですが、重さが1.3kgなのと、「アミカルシュラフ」のロゴがちょっと目立ちすぎるのが難点。
▲商品サイズ:組み立て時外形 約33.4×20.7×10.8cm (テーブル内寸 30.5×21.8cm)
本体重量:約517g
スペックはとてもいいんだけど、やはりサイドの出っぱりが、ちょっと実用性を損ねていて懸念点に。
弱点とその克服方法
こちらのテーブルは木材なので、高温の調理器具などを置くと、跡がついたり、テーブルが熱収縮を起こし、繊維方向にテーブルがヒビ割れてくるので注意。
そこで活躍するのが鍋敷き。
写真はセリアで買える110円の鍋敷きで、同じ木質素材で雰囲気を損ねずにテーブルを保護できます。
キャンプ業界で有名な「あの人」も愛用
yokaのTRIPOD TABLE SOLOは、マンガ『ふたりソロキャンプ(講談社)』の作者・出端祐大さんも愛用されてます。
そもそも、このテーブルの存在を知ったのは、雑誌『CAMP LIFE Autumn&Winter Issue 2019-2020』(山と渓谷社)で出端さんの愛用ギア特集の中に、この製品を見つけたのがきっかけでした。
出端さんも、バックパック1つの徒歩スタイルのソロキャンパーなので、ギアについては参考にさせてもらってます。
自然と馴染む風合いで、キャンプの雰囲気を格段に引き立てる木製テーブル。
その中でも、「デザイン性」「軽量性」「コンパクト性」「利便性」で最も優れていたのが、yokaのトライポッドテーブルでした。
荷物を減らしたいけれど、キャンプの雰囲気も妥協したくないという私にとっては最高のテーブルです。
今後も、ソロキャンプ・バックパック徒歩キャンプで、大切に使い倒そうと思います。