日本キャンプ協会インストラクターの渡邉です。
キャンプやアウトドアの敷居を下げるために活動しております。
なにかと物入りが多いアウトドア。ウェアも専用のものとなると結構なお値段がします。
そこで、リーズナブルに機能性の高いウェアが手に入るワークマンで、夏のアウトドアコーデをプロデュースしました。
夏のキャンプや釣り、バーベキュー、夏フェスなどでの服装で迷っている方は参考にされてください。
今回はメンズ寄りのファッションでお届けします。
夏のキャンプ・釣り・BBQのためのワークマンファッション
今回、重視したのは以下の4つ。
- 暑さ・紫外線対策
- 虫や動植物対策
- 屋外や水場での動きやすさや利便性
- アウトドアでのファッション性
要はファッション性とともに、必要な機能性を両立させたかったということです。
シェードハット
まずは頭。
言うまでもなく紫外線対策に帽子は必須です(ちなみに日焼け止めも必須)。
晩年に顔がシミだらけになるのを防ぐのはもちろん、皮膚のガンや熱中症を防ぐ意味もあります。
こちらのシェードハットは、UVカット素材(UPF50+)で一部メッシュ素材が使われていて通気性がいいです。うなじにシェード(日除け)もついていて、日光対策は万全です。シェードは収納も可能です。
https://workman.jp/shop/g/g2300015663015/
エアロガードコットン長袖Tシャツ
トップスは「エアロガードコットン長袖Tシャツ」。
ワークマンではお馴染みとなった、虫を寄せつけにくい防虫加工が施されています。
種々の虫や植物、さまざまなアクティビティを伴うキャンプや釣りでは夏でも肌を露出させない、つまり長袖なのがポイントです。
バーベキューや、それに近いキャンプであれば半袖でもいいかもしれません(半袖版も販売されてます)が、やはり紫外線対策のことも考えると長袖の方がベターです。
日陰では袖をまくるなどして、うまく温度調節をしましょう。
両サイドにはボタン付きの大きなポケットもついています。
キャンプや釣りで使う小物を入れておくことができ、別途、ウエストバッグなどを装着する必要がなくなるので便利です。
コットン100%ではないですが、大部分がコットン(65%)なので、通気性や焚き火の火の粉対策にも。
色はアウトドアっぽいブラウンで。ボトムスに(ベタですが)カーキを持ってきたかったので、それに合う色をチョイスしています。
https://workman.jp/shop/g/g2300021541161/
4D冷感アイスパンツ
ボトムスにこの製品を選んだのは、「冷感・遮熱」「伸縮性」「コットンの素材感」が理由です。
公式サイトによると「特殊な結晶体の石を粉状にして生地に練り込んだ」ことで、冷感性と遮熱性が増し、熱線によるパンツ内の温度上昇を5℃抑えることに成功したとのこと。
やはり、虫や動植物から身を守ることを考えると、ロングパンツの方が望ましいので、対暑さ性能は必須です。
そして、ストレッチ素材や立体裁断により、細身シルエットながら動きやすいです。個人的にアウトドアファッションでは細身である必要はないと思いますが、まあそこはいいでしょう。
そして大事なのがコットンの素材感。
もちろん、機能面でもコットンは夏に適しています。
よく使われる化学繊維・ポリエステルは吸水性(吸汗性)がなく、ナイロンは吸水性や速乾性はあるが通気性が悪いからです。コットンは火の粉に強いという特徴もあります。
しかし、アウトドア、特にキャンプでは、雰囲気の面でもコットンが非常にマッチします。
プラスチックのキャンプギアよりも、木製のギアの方がキャンプでは映えるように、化学繊維のツルツルとした外観よりも、昔ながらの、植物からとれた繊維であるコットンの方が、自然の風景とは非常によく調和するからです。
化学素材の機能性はまったく否定しませんが、雰囲気が非常に重要なキャンプでは、アイテムの素材感は無視できません。
そして、この製品は、機能面でも素材感でも要件を満たしていますので、言うことなしです。
綿100%ではなく、綿40%・ナイロン35%・ポリウレタン25%ですが、写真のとおり充分に綿らしい風合いは出ています。
カラーはベタで申し訳ないですが、やはりカーキがアウトドアの自然との調和性は抜群。アースカラーは他にもありますが、単独のファッションとしてみた時にも、カーキがボトムに来ていると他が合わせやすいです。よって、ベタで申し訳ないですが、やはりこれがベストチョイスとなってしまいます。ベタで申し訳ありません。
https://workman.jp/shop/g/g2300035630233/
アクティブハイク
靴で重視したのは、タフに使えるグリップ性と撥水性、そしてやはり外観とカラーです。
こちらはSplaTECH(スプラテック)という素材をアッパーに使用。それにより、
- 耐久撥水性
- 汚れが付きにくく落ちやすい
という機能を兼ね備えています。
また、クッション性の高い厚底ソールを使用し、ソールパターンは、泥がつまりにくく、グリップしやすく設計されています。
釣りやキャンプで、ちょっとした山道や大きな石の多い河原などを歩くときにも履いて出掛けられます。
そして、この迷彩チックな見た目。
迷彩柄はアウトドアでよく多用されていますが、個人的な印象では、「色合い的には落ち着いているものの、柄モノ特有の混沌とした感じが、派手というか、落ち着きがない感じがして進んで手に取ることはない」という認識でした。
なので、この靴の迷彩に近い配色も、最初あまり好きになれず、アーバンハイクを買うべきかと迷いました。
しかし、機能面を考えるとやはりアクティブハイクの方がよく、そこで試しにコーディネートに加えてみたところ、仕上がりは全く悪くありませんでした。
https://workman.jp/shop/g/g2300053567054/
こうして、夏のワークマン・キャンプコーデは完成しました。
機能性とファッション性を兼ね備えた夏のコーディネート。
みなさんもぜひ試してみてください。