北海道ひとり旅モデルコース札幌観光 〜みそラーメン・サウナ・締めパフェ編〜

札幌(全ジャンル)

2019年8月。

夏の北海道を車なしの鉄道・バスひとり旅で巡ってみた(ついでにライジング・サン・ロックフェスにも行った)。

その初日(8月15日 木)はまず新千歳〜札幌

 

【10:50】成田空港着、12時の便で新千歳空港へ

自宅から電車で成田空港へ。余裕をもたせ10:50には着。

 

12:00の便で札幌・新千歳空港へ。

航空券は、スカイチケットを使いLCCの中でその日1番安かったJetstarを予約した。お盆なのに片道8000円って、ゲロ安いよな。

直前の予約だったから、もっと早く予約していればもっと安かっただはず。

良い時代になったもんだ。

 

電波の繋がらない機内では、電子書籍の観光ガイドを読み漁り、血眼になって札幌のグルメ情報を収集していた。旅行中の飲食店は絶対にハズしたくない。ネットと雑誌を並行して使うことで、網羅的に情報を収集する。

 

本は全てkindle unlimitedでダウンロードしたもの。

980円で『るるぶ』とか『北海道ウォーカー』とか読み放題だから、旅行者にこそかなりお得なサービスだと思う。定価で買ったら損してしまう。

つくづく良い時代になったもんだ。

 

参考にしたのはこの辺の本。

 

 

 

上手くリンク貼れなかったけどこれも読み放題で読んだ↓

男の隠れ家 2019年 8月号

 

 

kindle unlimitedのおかげでフライトの時間も有意義に使えた。

 

【14:00】新千歳空港着、電車で札幌へ

なんやかんやあって飛行機から降りられたのは14時。

 

ランチの時間内に間に合わせるため小走りで電車に乗り込み札幌へ。急ぐ。急げ。

 

札幌駅前ではライジングサン関係の催しで、若者たちが真昼間から酒を飲んでいた。

 

しかも交番のドまん前で。

ロックな野郎たちだぜ。

 

札幌駅からも近く、前々から行きたかった炎神という味噌ラーメン屋へ。火炎放射器の1300度の炎でスープを作る事で有名。

 

【15:15】すすきので炎神の味噌ラーメン

15:15ぐらいに到着。

店は狸小路という、すすきのでもかなり賑わっているアーケードの中にある。

並んでいた。ラストオーダー15:30だが、入れてくれるようだ。15:20には列に並ぶのを締め切っていた。危なかった。

芳香味噌炎神ラーメン(炎の味噌ラーメン2012)980円をオーダー。

香ばしい味噌とすり潰されたジャガイモが溶け込んだスープは前代未聞の美味さだった。いや、これはマジでめちゃくちゃ美味かった。

 

詳細についてはこちらの記事にも書いている。

▶︎1300℃の炎で創る至高のみそラーメン・炎神/札幌・すすきの

 

幸先の良すぎるスタート。

 

その後は、しばらく狸小路をブラブラ。

そしてそのまま、今日から2泊する、すすきのにあるニコーリフレにチェックインした。

 

【17:00】すすきのの宿:ニコーリフレにチェックイン

ニコーカプセルホテル・リフレはサウナ付きのカプセルホテル。

サウナの評判がいいのと、立地がとにかく素晴らしい。

地下鉄のすすきの駅/大通駅、狸小路、二条市場に徒歩数分でアクセスできる。

 

チェックイン後は大量のマンガに囲まれた休憩室でしばらく休憩。

マンガは読まず、札幌の観光情報などを調べていた。

そして、今夜は「山小屋」という店でジンギスカンを食べることにし、9時からならオッケーということで予約が取れた。

 

【18:30】宿内の評判のサウナに入る

その後は大浴場・サウナに入浴、、、しようと準備している時になかなか衝撃のニュースが舞い込んできた。

今回の目的の1つである夏フェス(ラインジングサン・ロックフェス)の1日目が台風で中止と

1日目に出演予定だった、17年ぶりに復活するナンバーガールを見る事がフェスの目的の99%だったのに中止?

やや呆然としながらも、まあ中止ならしゃあないかと自分でも意外なほどの切り替えの速さで大浴場・サウナへと向かう。

*画像は公式より

 

サウナは1時間ごとにロウリュウサービスがあって、これがなかなか素晴らしかった。ロウリュウと言ってもわかる人しかわからないだろうけど。あと水風呂も体感でかなり冷たくてよろしかった。

*画像は公式より

宿についての詳細はこちらの記事に書いている。

▶︎【ニコーリフレ・札幌】最高のサウナ宿。すすきの観光拠点の最右翼

 

21時のジンギスカンまでの空き時間に、札幌にいる友人に会うことに。

▲友人の杉ちゃんという男。ライター、トレーダー、料理人などをやっている。

そこらへんの店にテキトーに入った。

 

【21:00】生ラムジンギスカン山小屋

美味い生ラムが食える事で有名な店・山小屋。

  • 「カウンターで七輪というThe 北海道のジンギスカンスタイル」
  • 「東京など北海道以外に店舗はない」
  • 「道内でもここ1店舗だけ」

という事で、北海道・札幌でこそ行く価値がある店だと思い、初日の夕飯に選んだ。

 

狭い店内は満席だった。

席はほぼ常に満席で、予約客以外は並ぶのもNGで断っていた。この辺は同じジンギスカンの店でも、長蛇の列ができる「だるま」と方針が違うよう。

 

プチトマトと、玉ねぎ・もやしは無料で出てくる。一応、食べ放題らしい。

「ビール」と「ラム肉&シカ肉」と「ニンニクの芽」を注文。

ビールがなかなか高い。

肉も1000円でなかなか少ない。

ラム肉が小ぶりで少ない。

ニンニクの芽もめっちゃ少なかった。

 

野菜はおばちゃんがのせてくれ、肉は自分でのせるスタイル。

 

エゾシカ肉は両面を焼く程度、ラム肉はミディアムぐらい焼いて、と説明を受けた。

▲右がエゾシカ肉、左がラム肉

エゾシカ肉は、クセがなくて良い肉っぽかったけど、悪く言えばなんの特徴もない肉だなって感じだった。食べやすいけど、面白みもない。

七輪の火力が強かったので焼き過ぎたような気もするが。

1人で食べるときは肉を置く配分とかけっこうコツがいるな。

 

ラム肉は確かに美味かった。嫌なクセはなく、それでいて羊肉特有の脂の旨みを感じられてジューシー。だがやはり小さい、少ないというのが最後まで気にかかった。もっと豪快に肉を喰らいたかった。

 

そしてなんと言っても、店を切り盛りするおばちゃんの空気感。

忙しいのはわかるのだが、それにしても雰囲気が荒々しい。無料食べ放題の野菜はもちろんのこと、肉を追加注文するのにもかなり気を使う。

 

追加注文するのも気を使いながら食す、高いビールと高くて小さく美味しいジンギスカン。

トータルの点数としてはイマイチ伸び悩むなという感じだった。

 

【22:20】収まらない気持ちを抱え松尾ジンギスカンへ

山小屋では不完全燃焼感が残ってしまったので、もう1軒行きたい。

次はラムじゃなくマトンを食いてえなという事で、だるまの店内を覗いて見たが、どの店舗も22時だというのに並んでいる。すごい人気だ。

その他、「いただきます」などの有名店もやはり並んでいる。

 

「1度入れた山小屋を出たのはミスだったかなあ、そこで腹一杯食っとくべきだったかなあ。なんだかんだでラム肉は美味かったし」と少し後悔し始める。

 

調べてみると、すすきのにも松尾ジンギスカンがある。

タレに漬け込んだ肉を焼くスタイルの店で、北海道に多くの店を構え、東京にも店舗を展開する有名店。

行ってみると、かなり空いていた。ちょっと心配になるくらい。

有名店の実力がどんなもんか確かめたろ、ということで入店した。

 

まず、上マトン注文。

黒ずんだ肉が出てきて、初見でちょっとテンション下がる。まあ漬け込んだ肉だからしょうがないのか。あまり食欲をそそるビジュアルではない。

最初、肉は焼き始めるとすぐ固くなるし、鉄板は焦げ付くしで、美味しくなく、こんなもんかと思った。

が、

上ラムを追加注文した後の2回目の焼き(鉄板は新しいのに変えてもらった)では、最初の店員とは違うおばちゃんが火加減をいい感じにしてくれたのと、

店側の推奨通りあまった肉のつけ汁を鉄板に入れた(1回目の焼きでは肉を残していたのでつけ汁はいれていなかった)のが良かったのか、肉が焦げ付くことなく焼けた。

肉も野菜も、タレの水分と高温の鉄板でいい感じに蒸し焼きにされる。

店側としてはタレを入れる事を前提に火加減を設定しているのかもしれない。

▲マトン

▲ラム

マトンとラムの比較では、ラムの方が柔らかい。そしてマトンの方がクセが強い気がしたが、まあタレにどっぷり浸かってるので違いはわかりにくくはある。

鉄板に汁をかけるか、かけないかでこんなに違うのかと驚いた。まぁ、1回目は火が強すぎたのも絶対あると思うが。

すき焼きみたいで美味しい。

サイドメニューに卵とうどんがあったが、こりゃ合うわ。

 

タレを後付けするジンギスカンとはまったく別物だ。

そして、この漬け込みタイプ。これはこれでアリだ、と思った。

まあ、松尾ジンギスカンは東京にもあるんだけどね。

 

【23:00】流行りの締めパフェというものを嗜んでみる

甘いもんが食いたい。

いま札幌では、締めパフェというものが流行っているらしいことを思い出した。

入るかどうかは別として、ホテルに帰るがてらに店を覗いてみることにした。

1軒目に寄った夜パフェ専門店ななかま堂は、行列ができていたのでそのまま去った。ホントに流行ってんだなあ。

 

2軒目に寄ってみたパフェテリア・ミルという店も繁盛していた。が、店外まで並んでいる客はいなかった(後でわかったがななかま堂とここは同じ会社が経営していた)。

どうしようかなと10秒くらい考えて、ノリで入ってみた。

30代の男が1人で夜中にパフェ専門店ににノリで入ってみた。

 

「おぼんぼん」という名前からは何が出てくるのか全くわからないパフェ(1750円)と、ドリンクセット(+250円)でワイルドターキーのロック注文。

なかなかインパクトのある見た目。

 

札幌の締めパフェはただデカいだけのパフェとは一線を画す。

1つのパフェが、10~20種類ぐらいのミニスイーツの集合体のようになっていて、その1つ1つがとても丁寧でクオリティーが高い。それでいて、それらのパーツが見事に統制され、1つの芸術品のようなパフェとして完成している。それは見た目だけの話ではなく、味のバランスも見事な完成度。

量はそこまで多くはない(少なくもない)。だが、食べ進めるごとに違う味のパーツが現れ、それがいちいち美味しく、最後まで「飽き」とは全く無縁。テンション上がりっぱなしで楽しめる。

これは2000円払う価値あるわ。食を使った一流のエンタメだ。

 

フルーツなどの旬を大事にしてるようで、メニューはその時々で変わるらしい。

 

隣にいた客(男女4人組)がどうも俺と同じライジングサンロックフェス難民(RSR難民)、しかもナンバーガール難民のようだった。

「我々の旅は、食い倒れと、ラジオとナンバーガールの話をする度に切り替わった」と言っていた。

パフェのクリームチーズとバジルがめっちゃ合う、とも言っていた。

 

お店の詳細についてはこちらの記事に。

▶︎札幌の夜パフェ専門店パフェテリア ミル。見た目もウマさも芸術の域

 

締めパフェ、こんなに満足するとは思わなかった。

これはいいよ。また行きたいよ。

 

【24:00】まだ食うの?セコマで今度こそ締める

満足したのにしまらない。

というわけで、道民御用達のコンビニ、セイコーマート(セコマ)でプリンでも食おうと思った。

北海道だから乳製品が美味いんじゃないかと。

 

セコマのプライベートブランドのヨーグルトとミルクプリンを購入。

ヨーグルトはすっきりとしていながら、ミルク感があって満足感がある。ノンホモの牛乳かのような。

ミルクプリンもなめらかで150円にしてはクオリティ高し。

 

だるまを通りかかったら24時すぎてもだるまにはまだ人が並んでいた。まじか。

RSR難民効果もあるんだろうな。

 

 

旅行効果か、こんなに食ったのにそんなに苦しくない。

普段なら絶対こんなに食べられない。

日常から解き放たれ、身体がイキイキとしている。

夜の街を歩くのが楽しい。やろうと思えばいつまでもいれる気がした。

これが旅ってやつなんだよな。

 

この後は宿に戻って寝た。流石に食いすぎた。

旅の1日目が終わった。

 

札幌観光のポイントまとめ

 

札幌のジンギスカンの人気店はどこも混むので予約した方がいい。中には「だるま」のように予約できない店もあるが。「夜空のジンギスカン」や「札幌ビール園」あたりが良い気がする。北海道産のジンギスカンが食べられる「いただきます」も予約可の人気店。北海道産と海外産の生ラムが食べ比べできて、マトンもエゾシカ肉も食べられる「夜空のジンギスカン」が割と最強な気がする。