唎酒師で日本キャンプ協会認定インストラクターの渡邉です。
このブログでも、以前から散々「キャンプと日本酒の相性は最高だぞ〜」と言い続けてきました。
そんな私のような人間の、ストライクゾーンど真ん中のプロダクトがあるのですが、みなさんご存知でしょうか?
日本酒界のドン、久保田(朝日酒造)と、キャンプ業界のドン、スノーピークがコラボして生み出された、「キャンプ用の日本酒」があるのです。
久保田とスノーピークが手を組んだ
雪峰。英語に訳すと、、、、、、そういうことですね。
新潟県長岡市で1830年に創業し、1985年に銘酒「久保田」を世に送り出した朝日酒造は、長らく他企業との日本酒での協業やコラボを行ったことがありませんでした。
そんな中、初めて実現したコラボレーションの相手がスノーピーク。
それに関する、スノーピーク執行役員・企画開発本部長CPDOの林良治のコメントが以下になります。
「朝日酒造さんほど長い歴史はありませんが、同じ新潟の地に根を下ろし、自然相手の仕事をしています。キャンプは自然がなければ成立しませんし、酒造りも米を育て、水を汲み、ときには空気さえも味方にする。自然を崇拝し、その素晴らしさを世に届けるという意味では共感を覚えていました」
同じ土地で、同じ自然を相手に事業を行うというシンパシーが、この協業に繋がったようです。
キャンプのための日本酒、その名は『雪峰』
キャンプのために日本酒ということで、キャンプ飯にあう力強さ、そして燗でも美味しい日本酒を目指して開発されました。
それを実現するため、乳酸菌を利用した製法・山廃仕込みで造られており、酸を感じるパワフルな味わいと、そこに大吟醸らしい上品な甘さも感じられる、完成度の高い純米大吟醸に仕上がっています。
そんでもって、キャンプといえば、やはり熱燗。
瓶のまま豪快に湯煎し、熱燗を楽しむことができます。
純米大吟醸を焚き火で熱燗にする贅沢。ぜひ堪能してみてください。
この酒に合うキャンプ飯
キャンプで好まれる、パンチの効いた料理に合うように力強い酒造りがなされています。
季節やお好みに合わせた温度で楽しむことができ、冷やすとシャープで軽快な旨みや酸味が、温めると潜在的に持つ甘みや酸味のまろやかさが際立ちます。
バーベキューなどの濃い料理に合うのはもちろん、燻製料理の薫香と大吟醸の吟醸香の調和も見事です。キャンプならではの燻製料理と、キャンプのために作られた日本酒のペアリングは、最高に贅沢な時間を味わえます。
キャンプの良さを存分に引き出す唯一無二の日本酒。ぜひ味わってみてほしいです。