日本キャンプ協会インストラクターの渡邉(@clumsy_camper)です。
キャンプに行くと無性に食べたくなるのがホットサンド。
ホットサンドメーカーは各社から本当に多くの製品がリリースされています。そのため1つに選ぶのが非常に難しい状況。
「欲しいけど、どれを買っていいのかわからない」という方も多いかと思います。
かくいう私も購入を検討している時にはその品数に圧倒され、ベストなホットサンドメーカーを選び出すのには大変時間がかかりました。検討中には自前の比較表を作り、じっくりと吟味を重ねました。
そしてその甲斐あって、キャンパーが求める機能が全部詰まった、納得のホットサンドメーカーに出会うことができました。今回はその際に購入し、現在も愛用しているLatunaのホットサンドメーカーを紹介します。
目次
性能1. フッ素コーティングで焦げ付きにくい
ただでさえ片付けが面倒なキャンプでは、調理器具が焦げ付くと洗い物が一段と億劫です。洗い物が面倒なものは使わなくなる可能性が大で、無駄な買い物になりかねません。
しかし、Latunaのホットサンドメーカーの表面にはフッ素コーティングが施されています。これまで調理後に食材が焦げついたことはありません。
また、持参物の多いキャンプでは、ついつい忘れ物も多くなりがち。そんな中、万が一、表面にひく調理油を忘れてしまっても、こちらの製品を使えば表面を焦げ付かせることなく調理を済ませることができます*。
*フッ素コーティングの調理器具は、油をひかなくても焦げ付きなく調理ができます。しかし、コーティングを長持ちさせたいのであれば、油をひいて急激な温度変化を防ぐことが推奨されています。
参考:和平フレイズ公式ブログ
性能2. 美味しい焼き目がつく波型プレート
プレート表面の「形状」も絶対に外せない重要なポイントです。
オーソドックスな平面プレートや、メーカーのロゴやアニメキャラの焼き印が付くものなど様々なタイプがあります。
その中でも、強くおすすめしたいのが波型プレート。
波型プレートとは、食材の表面に斜めの焼き目をつける事ができるタイプ。
ホットサンドの美味しさの秘訣は、パンと具材をぎゅっとプレスし、表面をカリッと焼き上げることにあります。そこに、ホットサンドらしい斜めの焼き目が付いていると、しっかりと圧をかけ、香ばしく焼き上げたことが見た目からもビシバシと伝わってくるため、完成したホットサンドがよりいっそう美味しそうに見えます。
ちなみに、ホットサンド以外の肉まんや餃子を焼いた時も、同じようにとても美味しそうに見えますので、波型プレートは本当におすすめです。
性能3. IH対応で自宅でも使いやすい
ホットサンドメーカーは「キャンプでしか使わないのはもったいない」とても優れた調理器具です。
普段の朝食にもホットサンドを作ったり、夕食に餃子を焼いたりと、活躍の場はさまざま。
前述のとおり斜めに焼き色がつくだけで何でも美味しそうに見えますので、家庭で使うことでもQOLがかなり向上します。何かを加熱する際に両面を閉じておけば油が飛び散らず、台所が汚れないのもありがたいポイントです。
そして、このホットサンドメーカー、家庭での使用も見越して、直火とIHの両方に対応。
いまIHを使っている人も、これからIHのキッチンに引っ越す可能性がある人も、問題なく自宅で使用することができます。
性能4. フライパンとしても使える分離型
こちらのホットサンドメーカーは、2つのプレートを1つずつに分離させる事ができます。
このため、1つのプレートをミニフライパンとして使う事も可能。
キャンプで小さなフライパンを使いたいときも別途持参する必要がなくなり、荷物を減らすことができるので便利です。
また、分離させたほうが洗いやすいという意味でも使いやすいポイントになっています。
性能5. ホットサンドにちょうどいい容量
閉じたときの高さ(外寸)は3.5cm。容量としては8枚切りの食パンを2枚使うことを想定したサイズです。
ソロキャンプの場合、6枚切り2枚を1人で食べるとそれだけでお腹いっぱいになってしまうので、8枚切り2枚は多くの人にとってちょうどいいサイズとなっています。
ただ、6枚切りでも中身をハムやスライスチーズなどの薄いものだけを使えば問題なく使用できます。
「鯖の切り身と厚切りの玉ねぎ」という厚めの具材を挟んだときでも、強く抑え込めば中におさめることもできました。
ホットサンドの具材は薄いものが多いですし、強くプレスすれば厚めの具材も入りますので、6枚切りが食べたい場合でも問題にはなりません。
ホットサンドの醍醐味は食材をぎゅっと圧縮し、密度を上げてボリューム感を出すところにありますので、容量は少し小さめの方がいい塩梅でプレスすることができます。
弱点. 耳が圧着できない
ホットサンドメーカー選びの究極の選択の1つが、
「圧着タイプ」か「非圧着タイプ」を選ぶか、の選択です。
今回紹介したのは、「非圧着タイプ」。
まず、圧着式のメリット・デメリットは以下の通りです。
■ 圧着タイプのメリット
ホットサンドの縁がカリッとした食感になる
■ 圧着タイプのデメリット
ホットサンド以外のもの(餃子やお好み焼き、ウインナー、目玉焼き、など)を調理するときに、調理面積が小さくなる
圧着タイプのメリットとデメリットをひっくり返すと、そのまま非圧着タイプのメリットとデメリットになります。
私が非圧着にした理由は次のとおりです。食パンの耳を圧着してカリカリにするのも本当に捨てがたかったんですが、ホットサンド以外(餃子とかお好み焼きとか)の調理スペースの確保を優先しました。「ホットサンド以外の料理も楽しみたい」ことの優先度が高かったので。圧着の溝にお好み焼きの生地が詰まったりすると面倒ですしね。ホットサンドも充分美味しく食べられているので悔いはないです。
ちなみに、Latunaのホットサンドメーカーの圧着タイプもあります。
はじめてのホットサンドメーカーにピッタリ
Latunaのホットサンドメーカーの5つの長所について紹介しました。1つ1つの長所はホットサンドメーカーに定番のスペックですが、これらを5つとも兼ね備えているものとなるとこの製品の他には見当たりません。
筆者も長く愛用しており、非常に満足している製品です。
ホットサンドメーカーをお探しの方はぜひチェックしてみてください。
日本キャンプ協会インストラクターの渡邉(@clumsy_camper)でした。